面接で良く聞かれる質問に対しての回答例

1.回答する際のポイント４点

面接での質問に対する回答のポイント

1. ①質問内容を理解する
   • 聞かれている質問の意図を正確に理解することが重要です。質問を聞き逃したり理解できなかった場合は、遠慮せずに再度質問を求めるか、確認するよう努めましょう。
2. ②結論を先に述べる
   • 回答の冒頭で、絶対に伝えたいポイントや答えを明確に述べます。これにより、面接官はすぐに重要な情報をキャッチしやすくなります。
3. ③具体的な事例や背景を追加する
   • 結論を述べた後に、具体的な例やその背景を挙げて説明します。具体例は自身の経験や成果、それによって得た教訓や影響を含めると効果的です。
4. ④簡潔にまとめる
   • 一つの質問に対して、回答は1分から3分程度でまとめます。長すぎる回答は内容が散漫になりやすく、伝えたいポイントが埋もれてしまう可能性があります。

具体的な回答例

質問：「志望動機は何ですか？」

回答例： 「私は○○事業における◇◇の部分に魅力を感じています。なぜなら、○○○○○○○○だからです。」

もし回答が2つ以上ある場合の例： 「2つございます。1つは○○○で、もう1つは△△△です。○○○について具体的に申しますと～。」

このように、明確な結論から始めて、具体例や背景を付け加えることで、理解しやすいストーリー性のある回答にすることが大切です。

2.FAQ（よく聞かれる質問）

どんな職種であっても、理解力や表現力などのコミュニケーション能力があるかどうかは選考上、重要なポイントになります。

質問内容をしっかり聞き、何を聞かれているのかを把握した上で回答しましょう。

もし質問内容を聞き逃したり、理解できなかった場合は、必ず質問を再度確認し、的外れな回答を避けるようにします。

回答する際には、まず絶対に伝えなければならない「結論」を先に述べ、その後に様々な点を補足します。また、一つの質問に対しては1分から2分でまとめるようにしましょう。長くても3分を超えないように注意してください。

面接官は、履歴書と職務経歴書に目を通していますので、簡潔に伝えましょう。

また、経歴書内容に書かれていることが事実であるかを確認する質問でもあります。

提出した履歴書・職務経歴書内容は事前に再度目を通しておきましょう。

よく聞かれる質問

①自己紹介をお願いします

回答例： 「○○大学で経済学を専攻し、卒業後は△△株式会社で3年間営業を担当していました。特に新規顧客開拓に注力し、年間目標を達成することができました。今回、貴社の□□事業に興味を持ち、応募させていただきました。」

②仕事上の成功例を教えて下さい。

回答例： 「以前の職場で、新規顧客の獲得プロジェクトをリードし、半年間で目標の120%を達成しました。顧客のニーズを的確に把握し、提案内容を工夫したことが成功の要因でした。」

③転職理由は何ですか？

回答例： 「現職では自分の成長が止まっていると感じ、新たな挑戦が必要だと思いました。貴社では△△の分野で更なるスキルアップができると考え、転職を決意しました。」

④志望理由はなんですか、なぜ今回応募したのですか？

回答例： 「御社の□□事業に強い興味を持っています。特に◇◇の点に魅力を感じており、自分の経験とスキルが御社の発展に貢献できると考えています。」

⑤今後、目標とするキャリアの積み方はありますか？

回答例： 「将来的には、△△の分野でリーダーシップを発揮し、チームを牽引していきたいと考えています。具体的には、新規プロジェクトの企画・運営に挑戦したいです。」

⑥長所･短所を教えてください、今までに経験した大きな失敗を教えてください

回答例： 「私の長所は、問題解決能力が高いことです。短所は、時に慎重すぎるところです。以前、大きなプロジェクトで慎重さが仇となり、初動が遅れてしまった経験があります。」

⑦現在の立場で重要なことは何だと考えますか？

回答例： 「コミュニケーション能力とチームワークが非常に重要だと考えています。情報を的確に共有し、全員が同じ目標に向かって協力することが成功の鍵です。」

⑧最後に質問があればどうぞ

回答例： 「貴社の□□事業について、今後の展望をお聞かせいただけますか？」

⑨（未経験の職種・前職と異なる職種を希望する場合）なぜこの職種を希望するのですか？

回答例： 「これまでの経験を活かしながら、新たな挑戦をしたいと考えています。□□の職種には、△△のスキルが活かせると考え、希望しました。」

⑩休日の過ごし方は？趣味はなんですか？

回答例： 「休日は読書やランニングを楽しんでいます。特に、読書を通じて新しい知識を得ることが好きです。」

⑪採用となった場合、いつから勤務可能ですか？

回答例： 「現職の退職手続きが完了次第、すぐにでも勤務可能です。最長で1か月以内には対応できます。」

⑫当社に向いていると思いますか？

回答例： 「はい、自分のスキルセットと経験が貴社のニーズに合致していると考えています。また、□□の分野に強い興味と熱意を持っています。」

⑬転職に対してご家族はどのように思われていますか？

回答例： 「家族も私の成長を応援してくれています。特に、貴社での新しい挑戦を楽しみにしています。」

これらの質問と回答例を参考に、自分自身の経験やスキルに合わせて準備しておくと、面接での印象が格段に良くなるでしょう。

答えにくい質問

①部下や上司などともめた場合の対処方法は？

回答例： 「まずは冷静に話し合いの場を設け、相手の意見を尊重しつつ、自分の考えを伝えるように努めます。双方が納得できる解決策を見つけることを目指します。」

②転職回数が多いようですが、理由はなんですか？

回答例： 「それぞれの転職には明確な理由がありました。新たなスキルを習得するためや、キャリアの方向性を見直すためなどです。全ての経験が今の私の成長につながっています。」

③（職歴にブランクがある場合）半年間のブランクがありますが、理由はありますか？

回答例： 「ブランク期間中は、自己研鑽や家族のケアに専念していました。この期間に得た経験や知識は、今後の仕事にも生かせると考えています。」

④他社からの内定を持っていますか？万が一当社に内定をいただいた場合、確実に入社いただけますか？

回答例： 「他社も受けていますが、貴社が第一志望です。内定をいただければ、是非入社させていただきたいと考えています。」

⑤現在の給与よりも低い条件での雇用が考えられますが、それでも問題ありませんか？また、希望する年収の範囲はどのくらいですか？

回答例： 「貴社でのキャリアを優先していますので、現状より下がることに関しては理解しています。希望年収は○○円です。」

⑥（転勤がある職種の場合）転勤はできますか？残業は可能ですか？

回答例： 「転勤についても柔軟に対応できますし、残業も問題ありません。貴社の業務に全力で取り組む覚悟です。」

3.まとめ

面接は、あなた自身をアピールする場であると同時に、企業との相性を確かめる場でもあります。

質問への準備はもちろん、自分自身がその企業で働きたいかどうかを見極めることも重要です。

自信を持って面接に臨み、良い結果を引き寄せましょう。